動脈硬化の検査費用の相場はどのくらい?
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高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、気が付いた時には全身に影響が出ていることが多い病気です。動脈硬化は、血圧が高くなり出した頃からじわじわと進行していきます。しかし、早い段階で見つけて動脈硬化の進行を抑えることができれば、心臓、脳、腎臓などへの影響は最小限で済みます。そのためにも動脈硬化の検査は、定期的に行うことが大切です。しかし必要性は分かっていても、検査の内容や費用などが分からないために躊躇している方も多いと思います。そこで動脈硬化の検査費用の相場を調べましたので、ご紹介いたします。
目次
動脈硬化の検査の種類と費用
1.CAVI:
仰向けになって、両腕、両足首の血圧と脈波を測定していきます。痛みもなく仰向けになっていれば終わります。動脈の硬さ、動脈のつまり、血管年齢が分かります。【費用:2,000〜3,000円】
2.頸動脈エコー:
頸の血管のエコーです。頸の太い血管の部位にゼリーを塗り、機械を当てる検査です。ゼリーを塗るときに少し冷たい感じはしますが、痛みもなく5分~10分程度で終わります。脳血管疾患の評価にも使用されます。動脈硬化の有無、詰まり具合の観察、プラークの状態を診ていきます。【費用:3,000〜6,000円】
3.心電図:
動脈硬化によって心筋に血液が不足していないか、異常がないかを診ていきます。【費用:6,000〜10,000円】
4.心臓のエコー:
心臓の大きさ、収縮の様子を診ます。 【費用:10,000円前後】
5.MRI:
今はほとんどがCTよりMRIで診断していきます。心臓や脳の動脈硬化の様子、脳や心臓の状態、梗塞や出血の有無を診断します。【費用:30,000円前後】
6.血液シンチグラム:
人体に影響のない量の放射線を出す薬品を注射して、心臓や脳の血流の状態を診ます。【費用:60,000〜70,000円】
7.血管カテーテル検査:
腕や足の付け根の太い血管から細い管を心臓まで通していき、その血管の太さ、プラークを診ていきます。血管の詰まりを広げるときも、この方法で行われます。費用は血管の状態で変わります。太い血管で行うので、入院して検査する場合もあったり、そのまま治療を行う場合もあります。
8.眼底検査:
眼科で行われます。目には細い血管が集まっているため、動脈硬化の影響が最初に出る場所です。目の血管の状態を診ると全身の血管の状態が分かります。【費用:1,000円程度】
血液シンチグラムとカテーテル検査は、何も異常がない段階で検査することはありません。薬剤でのアレルギーやそれなりのリスクを伴う検査になりますので、医師から勧められた場合は必要性を確認してください。なお、それぞれの検査費用は自己負担額です。
動脈硬化の検査は症状を知るためだけではありません
動脈硬化の検査は、病気の予防という面からもお勧めします。人間ドックのオプションで検査が付けられますので、ぜひ検査を受けてみてください。ただMRIの検査が入ると値段も高くなるようです。CAVIや眼底検査などは、費用もお手軽で気軽にできます。病院によって実施できない検査もありますので、事前に確認してみてください。

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