食塩感受性高血圧の人が高血圧を治療する方法
→ 〇〇を変えて高血圧を改善!
「高血圧を改善するためには、食塩を控えること」
この言葉を言われた、または聞いたことはありませんか?
おそらく、我々日本人が小さい頃から刷り込まれてきた、ある種の”常識”だと思います。
実際に医師から高血圧と診断されると、まず塩分摂取量の指導が入り薄味の食事を余儀なくされます。
しかし、あなたはご存知でしょうか。
減塩しても日本人のほとんどが血圧と関係ない事実を。
食塩感受性、食塩非感受性とは?
まず、食塩を摂取すると血圧が上がる人を”食塩感受性”と言います。
逆に、食塩を摂取しても血圧が上がらない人を”食塩非感受性”と言います。
つまり、高血圧には
食塩の影響を受けやすいタイプ(食塩感受性高血圧)
と
食塩の影響を受けにくいタイプ(食塩非感受性高血圧)
の2種類があるのです。
こちらの図をごらんください。
血圧と塩分摂取量の相関図なのですが、食塩感受性の強い人は食塩摂取量が多くなるにつれて血圧上昇の度合いが激しいことがわかります。
逆に食塩感受性が弱い人は食塩摂取量と血圧上昇との関連性は低いのです。
つまり、食塩感受性の弱い人は減塩しても血圧は改善されにくいのです。
日本人のほとんどは食塩非感受性?
日本人は欧州人よりも、食塩感受性の割合が強い人が多いと言われています。
なので、世界的に見ても日本人は食塩で血圧が左右されやすい人種と言えます。
「それなら、食塩感受性が強い人の割合は80パーセント前後かな?」
あなたはこれくらいの数値を想像するかもしれません。
しかし、こちらの図をごらんください。
日本人で食塩感受性の強い人は40パーセントしかおらず、食塩感受性の弱い人は60パーセントにも及ぶのです。
つまり、日本人の60パーセントは減塩しても血圧は下がらないのです。
言い換えれば日本人のほとんどは、こと高血圧に関して塩分を気にする食生活をしなくて良いのです。
なぜ、医師は減塩を勧めてくるのか?
ここで1つの疑問が浮かびます。
どうして医師は食塩感受性の強い人にだけ、減塩するよう忠告しないのでしょうか。
食塩感受性の弱い人は減塩しても血圧上昇との関連は低いわけですから、高血圧の人全員に食塩を控えるよう忠告する必要はないわけです。
しかし、この疑問の答えは相当厄介なものなのです。
実は現代医学では初見だと
”食塩感受性”
か
”食塩非感受性”
なのかがわからないのです。
つまり
「この患者さんは食塩感受性か食塩非感受性のどっちかわからないけど、効く可能性があるなら指導しよう」
という、いい加減な治療を我々は受けさせられているのです。
もしあなたが食塩感受性か食塩非感受性なのかを調べたいのであれば、 塩分感受性遺伝子検査(AGT遺伝子)で診断すると良いでしょう。
ただし、値段が11,550円かかるので決して安くはないですね。
無料で調べたい場合は、まず親が食塩感受性か食塩非感受性なのかを知るといいでしょう(分かれば・・・ですが)。
なぜなら、親が食塩感受性が強ければ子供もその傾向になりやすいという遺伝の研究結果がでているからです。
初見でわかるのはその程度で、あとは実際に減塩の食事療法を進め、その結果で判断するしか方法はありません。
減塩することに意味はある
食塩感受性の人だけ減塩すればいいのであれば、
「食塩非感受性の人は減塩しても高血圧と関係ないから、減塩する必要はないんだな」
と、考えた人もいると思いますがちょっと待ってください。
確かに食塩非感受性の人は減塩しても血圧との関連性は低いです。
しかし食塩の摂りすぎは、咽頭癌や胃癌などの病気と関係があると言われており、様々な臓器に悪影響を及ぼすと考えられています。
世界的にみて日本人は塩味を好む傾向にあります。
その結果日本人の平均塩分摂取量は世界的に見てかなり多く、1日10.9gを摂取しているのです。
5gが世界基準の塩分摂取量と言われているので、その倍以上摂取していることになります。
これは高血圧の枠を超え他の病気にも影響がでる数値なので、それらを予防するためにも減塩は必要なのです。
食塩非感受性ではない人が高血圧を改善するには?
それでは、減塩しても血圧に影響がない食塩非感受性の人が血圧を改善するためにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えは、”食事療法”にあります。
もちろん減塩ではなく食事内容を根本的に変えていくのですが、効果は絶大です。
実際にこの食事療法を試して、わずか数日で高血圧を改善した人が続出しているのです。
しかも運動も必要なく、遺伝に左右されないのでほとんどの方に効果がある方法です。
この食事療法を試した人たちの感想をレポートにまとめたので、興味がある人は確認してみてくださいね。

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